兵庫県公立高校入試の理科について(2021年3月12日実施)

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こんにちは。
岡崎塾の有延です。

私は理科教科主任として、中学部の理科の集団授業を担当しています。
本日は、3月12日に行われた兵庫県公立高校入試の理科について記させていただきます。
まずは各大問で出題された内容と難易度についてです。

  

内容 難易度
大問1 光合成・前線・磁界・化学変化の小問集合
大問2 植物の分類・遺伝の法則 標準
大問3 物質の分類と化学変化 やや難
大問4 太陽の日周運動・金星・月の見え方 標準
大問5 音・光


過去2年間は連続して平均点が上昇したことから、今年度は難化すると予想していましたが、全体的な傾向と難易度共にほとんど変化がなかったと考えます。
ただし、完答問題が増えたこと、一部計算力や思考力が問われる問題が出題されたことから、難しいと感じた受験生もいたと思います。

出題内容に目を向けると、12月から行われた入試対策授業の第1回目の授業にて、生徒に伝えた予想が的中しました。
理科は、生物・地学・化学・物理の4分野で構成されており、その分野ごとに出題される内容を予想していました。
各分野の予想と結果は以下の通りです。

予想単元 結果
生物 遺伝について ○ 大問2にて出題
地学 天体・天気 ○ 天気が大問1、天体が大問3にて出題
化学 質量保存の法則 ○ 大問3にて出題
物理 運動・磁界 × ただし大問1にて磁界が出題


こちらの予想は過去の出題傾向を基に、私が独自で予想した内容です。
3つの分野で予想を的中できたことにホッとする反面、物理の分野で予想を外してしまったことに悔しさを感じます。

今年度の入試の傾向や、来年度のおおまかな傾向予想については中3の理科の授業で伝えましたが、今年度の内容をしっかりと分析し、そこから導き出される来年度の予想を中3の授業内で再度伝えていきます。