身の回りの環境を整えることの大切さ

ブログ

こんにちは。岡崎塾の岡崎です。

「尊敬する偉大な先輩」という本の中に、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏の話がありました。 「そうじ」を自ら実践し、「公共施設のトイレや街頭のそうじをする会」や『日本を美しくする会』まで発足させた方です。鍵山氏のそうじに対する思いを知り、「凄い」と思うだけでなく、私自身の意識も変わりました。

私も、出来る範囲で掃除をしてトイレを出るようにしています。少し気持ちが良くなります。実際に、私の周りにもそうじを実践している方が多いです。そうじがもたらすポジティブな精神的効果も実証されています。

今回紹介する方も凄い方です。

「実践した人だけが知っている!」

あるタレントが、以前、テレビでこう言っておられました。自分は、くだらない番組をやっても視聴率が上がる。 自分では面白いと思わないのに、小説を書くと売れる。 絵を描いても、いい絵だって評価されて、美術館だとかに収録されたりする。 映画も自分の楽しみの一つとして創っていたら入賞してしまったり、グランプリで選ばれたりする。
自分としては、好き勝手にやっているだけで、人よりも才能があるとは思えない。

でも、何をやっても全部評価されてしまう。「おかしい」。よく考えてみても、自分の才能でそれらをやれるわけがない。 ただ、心当たりは、たった一つだけある。

それは、若いころ師匠に「トイレをきれいに掃除しろ。」と言われたから、三十年以上ずーっと掃除をやり続けてきた。

ロケに行ったときなどは、公園のトイレがグチャグチャでも自分が使ったあとは、必ずきれいにする。

ときには、隣のトイレまできれいにして出てくるときもある。

もちろん、掃除用具を持って歩いているわけでもないので、トイレットペーパーがないトイレでは、素手でもやる、とのこと。

そういうのを三十年以上、ずーっとやり続けてきた。そこにだけ思い当たるふしがあるんだそうです。

そして、彼は今でもトイレ掃除をやり続けています。

「自分は才能があるとは思わないのに、なぜかもてはやされる。何をやっても、それが評価を受けるのは、もしかしてトイレ掃除のせいかもしれない。」と言っておられました。
今のような話を、テレビでたった一度しゃべった人がいます。

その人の名は、北野たけし、あのビートたけしさん、です。

トイレだけでなく、身の回りの環境を整えることの大切さを、お子さまに伝えたいと思います。